マルチメディアコミュニケーションの印象形成におけるゲイン・ロス効果の影響
書誌事項
- タイトル別名
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- Gain-lose effect in multimedia communication
説明
Matsuda, Nakagaki & Kusumi(2011)は,仮想空間におけるアバターの印象形成に背景情報の情動価及び,刺激の反復呈示が及ぼす影響について検討した。本研究では背景の情動情報を順序と提示する組み合わせによって操作することで,アバターの印象形成に,Aronson & Linder (1965)の示した,与えられる情報の変化によって印象形成に影響を与える,ゲイン・ロス効果 が現れるかの検討を行った。背景情報の変化からより良い印象をアバターが得ることができれば,仮想空間上でであったアバターと交流を始めるかどうかの判断に影響すると考えられる。参加者には学習段階としてアバターと背景の一致不一致評定を課し,評定段階ではアバターのみを呈示した上で好意度,教育水準,信頼度を7段階で評定させた。その結果,教育水準評定において条件間で,背景快→不快条件のほうが背景快→快条件よりも評定値が高く,ゲイン効果とは逆の影響がみられた 。
収録刊行物
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- 日本認知心理学会発表論文集
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日本認知心理学会発表論文集 2012 (0), 144-, 2012
日本認知心理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205674772992
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- NII論文ID
- 130004587408
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可