凶器は視覚的注意の解放を阻害するのか?
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- 丹藤 克也
- 愛知淑徳大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Attentional disengagement from weapons
- Delayed disengagement of attention from weapons in eyewitness testimony
抄録
凶器注目効果とは,凶器を所持した犯人を目撃した際,目撃者の注意が凶器に向けられ,周辺情報の記憶成績が低下する現象である。先行研究の多くは記憶成績に着目した検討を行っている。しかし,凶器注目効果の発現機序を解明するためには,凶器が注意に及ぼす影響を検討することが必要である。そこで,本研究では,凶器が注意の解放を阻害するのかについて検討した。画面中央に凶器画像(包丁,拳銃)または統制画像(ドライヤー等)を呈示した後,左右いずれかにターゲットを呈示した。実験参加者には,ターゲット出現方向をキー押しによって回答するよう求め,それに要した反応時間を測定した。その結果,特性不安の低い者では,統制画像よりも凶器画像を呈示した場合に反応時間が遅かった。このことから,凶器は注意解放を阻害する可能性が示唆された。<br>
収録刊行物
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- 日本認知心理学会発表論文集
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日本認知心理学会発表論文集 2016 (0), 58-, 2016
日本認知心理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205675352064
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- NII論文ID
- 130005431029
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可