商品を触るイメージが商品の所有感や購買意図に及ぼす影響

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書誌事項

タイトル別名
  • The Effect of Haptic Imagery on Perceived Ownership and Purchase Intention
  • ―商品の価格帯の違いによる検討―
  • : Toward Objects of Different Prices

抄録

保有効果とは、自分が所有する物に高い価値を感じ、手放すことに強い抵抗を感じることである。先行研究では、実際に所有していなくても、単に触るだけでその商品に対する所有感が高まり、さらに実際に商品に触れることができない状況でも、目を閉じて商品を触るイメージをすることで、その商品に対する身体的統制感が高まり、所有感も高まることが示されている。本研究では、この触るイメージが所有感を高める効果は、安い商品と高い商品という価格帯の違いに関わらず、一様に生じるかを検討することを目的とした。また、触るイメージが購買意図に及ぼす影響についても検討した。価格帯の安い商品6種類、高い商品6種類、合計12種類のカラー画像を刺激として用い、触るイメージをした群とイメージなしの群で比較をした。その結果、触るイメージが商品の所有感と身体的統制感を高める効果は、商品の価格帯の違いに関わらず頑健であることが明らかになった。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205675946752
  • NII論文ID
    130005489019
  • DOI
    10.14875/cogpsy.2015.0_141
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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