音声知覚学習に睡眠の及ぼす効果

書誌事項

タイトル別名
  • Sleep effect by speech perception learning

説明

私たちは今回劣化雑音音声(NVSS)という未知の知覚刺激を使用して学習においての睡眠の効果を確認した。NVSSとは,複数の周波数帯域に分割された音声信号から、それぞれの帯域での振幅包絡を抽出し、対応する帯域の白色雑音と掛け合わせて生成される合成音声である。本研究では、NVSSによって睡眠の知覚刺激による学習の促進効果を検討した。この実験には日本語を母国語とする被験者が参加した。1つのセッションは50個の日本語NVSS(4モーラ)から構成される。被験者は2つのグループに分かれ、各グループは事前テスト、トレーニング、事後テスト1、事後テスト2を行った。1つ目のグループは9時から実験後、12時間起き続け、その後21時から事後テスト2を開始した。2つ目のグループは21時に実験を開始し、事後テスト2は睡眠含む12時間後に翌日9時から行った。結果として、睡眠による結果の改善は完全には見られなかった。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205676061696
  • NII論文ID
    130005489059
  • DOI
    10.14875/cogpsy.2015.0_45
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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