想定外事象に対する人間の対処行動測定の試み
書誌事項
- タイトル別名
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- How human behave at unexpected events
説明
東日本大震災において発生した津波は,事前の想定をはるかに越える規模で来襲し,甚大な被害をもたらした。沿岸部に展開していた多くの産業現場においては,事前の想定をはるかに越える事象への対処を迫られた。<br>このような事象に直面した際の人間の行動は,従来の研究で明らかにされてきた緊急時や非常時の特性とは異なるのではないだろうか。本研究では,想定外事象における人間の行動特性を明らかにし,そのような際においても最善の結果が得られるような教育・訓練等の対策立案に資する基礎的な知見を得ることを目的としている。<br>本報告はその端緒として,想定外場面を実験的に模擬する行動測定手法の開発を目的とした。具体的には,1)実験参加者に特段の知識や能力を要求しないがある程度没頭できる課題の開発と,2)その課題遂行中に不自然ではなく発生する想定外事象の設定,さらに,3)適切な行動指標の選定を検討した。
収録刊行物
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- 日本認知心理学会発表論文集
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日本認知心理学会発表論文集 2014 (0), 67-, 2014
日本認知心理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205676099072
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- NII論文ID
- 130005481042
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可