所有感が高まるとその商品に支払ってもよい金額も高まる?
書誌事項
- タイトル別名
-
- Haptic imagery and effectance motivation promote willingness to pay through increased psychological ownership
- ―商品を触るイメージとエフェクタンス動機づけが支払意思額に及ぼす影響の検討―
説明
ただ商品を触るだけで,自分の物であるかのような感覚(所有感)が生じることがわかっている. 本研究では,商品を触るイメージをするだけで,所有感が高まり,その結果,商品に支払ってもよい金額(支払意思額)も高まるのか検討した. さらに,エフェクタンス動機づけが,触るイメージの効果に及ぼす影響についても検証した. エフェクタンス動機づけとは,環境をコントロールしたいと動機づけられることであり,所有感を抱くことは,そのコントロール欲求を満たすことにつながると考えられる.結果として,触るイメージをすると支払意思額が高まり,その効果は,商品に対する所有感を完全媒介していることが示された.さらに,エフェクタンス動機づけが高まると,所有感が高まり,支払意思額に影響を及ぼすことも確認された. よって,マーケティングにおいて,触るイメージの想起やエフェクタンス動機づけを高めることが有益であると考えられる.
収録刊行物
-
- 日本認知心理学会発表論文集
-
日本認知心理学会発表論文集 2017 (0), 115-, 2017
日本認知心理学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001205676545920
-
- NII論文ID
- 130006172077
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可