他者が感じる顔の魅力度の予測
書誌事項
- タイトル別名
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- Prediction of others' decision of attractiveness for faces
抄録
本研究では顔刺激に対して他者が感じる魅力度をどの程度正確に予測できるのか検討した。48枚の顔刺激が2回ずつランダムな順番で呈示された。自己評定課題では自分が感じる魅力度を、他者評定課題では他者が感じる魅力度の平均を予測して7段階で評定した。フィードバックあり条件では評定後にその顔に対する平均評定値が呈示された。各刺激に対する1回目の評定では、自己評定、他者評定ともにフィードバックあり・なしの間で違いは生じなかった。2回目の評定では、フィードバックがある場合には他者評定課題の方が自己評定課題に比べて平均との相関が高かったのに対し、フィードバックがない場合には、自己評定課題の方が平均との相関が高かった。この結果から、フィードバック情報が使えない状況では、他者が感じる魅力度に関して、自分自身が感じる魅力度を用いた方が正確に予測できることが示唆された。
収録刊行物
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- 日本認知心理学会発表論文集
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日本認知心理学会発表論文集 2011 (0), 84-84, 2011
日本認知心理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205676989184
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- NII論文ID
- 130005036791
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可