エビングハウス錯視図形を用いた最大錯視量の計測
書誌事項
- タイトル別名
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- Measurement of maximum illusionary effect by using the Ebbinghaus illusion
説明
本研究ではエビングハウス錯視図形を用いて,錯視がどのような条件で発生するのか,または錯視が発生した時の錯視量について4つの実験を行い調査した。1つ目の実験では錯視を起こす要因となる背景(錯視要因)と錯視の影響を受けて大きさが異なって見える円(錯視対象)との距離を変更しながら錯視量の計測を行った。その結果,錯視要因と錯視対象との距離が広がるにつれて錯視量は大きくなった。2つ目の実験では錯視要因の大きさを変化させて錯視量の計測を行った。その結果,錯視要因が大きくなると錯視量も大きくなった。3つ目の実験では錯視要因と錯視対象の位置を変化させて,その時最も錯視量が大きくなるように錯視要因の大きさを変化させた。4つ目の実験では3つ目の実験で得られた結果を用いて最大錯視量の計測を行った。 これら4つの実験から錯視は錯視要因の大きさだけでなく錯視対象との距離によっても錯視量が変化することが分かった。
収録刊行物
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- 日本認知心理学会発表論文集
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日本認知心理学会発表論文集 2013 (0), 139-139, 2013
日本認知心理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205677018368
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- NII論文ID
- 130005472786
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可