触覚の記憶容量とそのメタ記憶
書誌事項
- タイトル別名
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- Memory capacity and its metamemory in haptic modality
- Evidence from study using 500 common objects
- 日用品500個を用いた検討
説明
我々の記憶容量が膨大であることは古くから知られている。例えば,多くの項目が呈示されても被験者は高い割合で正確に再認することができる。しかし,この実験結果は視覚以外のモダリティではまだ明らかにされていない。そこで本研究では触覚における記憶容量をとりあげ,その学習モダリティへの固有性と,記憶容量に関するメタ記憶とについて検討した。実験では,被験者に100項目もしくは500項目の日用品を触覚学習させた後に触覚あるいは視覚で再認テストを行い,その後被験者自身の再認成績を推測させた。その結果,どちらの実験においても高い再認成績が示されたものの,触覚テストの方が視覚テストよりも再認成績が高く,かつ再認成績の推測も正確であった。これらの結果は,触覚の記憶容量とそのメタ記憶とが,触覚に固有の記憶に依存することを示唆している。
収録刊行物
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- 日本認知心理学会発表論文集
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日本認知心理学会発表論文集 2008 (0), 13-13, 2008
日本認知心理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205677141632
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- NII論文ID
- 130005036269
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可