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ついに実現、念願の点字試験
Description
視覚障害者の社会参加を阻んでいる課題の一つであり、もっとも顕著なのが就労の課題である。 高知県視覚障害者の就労を促進する会は、08年2月に発足した。最初の課題として取り組んだのが、高知県と高知市に対して公務員試験の際に、点字試験を認めていただくことである。以来、県・市職員に対して、音声パソコンのデモンストレーション、議会活動、街頭宣伝署名行動やニュース発行などを行い、高知県では、知事部局における障害者別枠採用試験で、08年11月に点字試験が実施された。試験時間は通常試験の1.5倍である。また、年齢条件は30歳から34歳まで延長された。20人の別枠試験受験者中、視覚障害青年1人が点字受験をした。又、09年度は上級行政職試験でも点字試験が可能になった。 一方、高知市では、09年に、点字試験を行うことを含む予算が計上されている。しかし、実施要項は、6月10日現在まだ出ていない。 考察 点字試験の実現の要素として、次のことがあげられる。 1.ニュースの発行、街頭宣伝などを通じて、労働組合やマスコミなどの協力も得られ、大きな世論を味方につけたこと。 2.議会活動で幅広い会派の方々の協力をえられたこと。 3.他の県の就労事例の調査やデータ収集により、説得力のある資料を作ってきたこと。 4.権利条約や労働法の改定など、法的にも雇用促進の基盤が進められてきていることなどである。 今後の課題として、 1.パソコン受験へ門戸を広げていくこと。 2.試験時間の延長の検討。 3.パソコンなど職業訓練の実施。などである。
Journal
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- JSRVI Annual Abstract Meeting
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JSRVI Annual Abstract Meeting 18 (0), 59-59, 2009
Japanese Association of Rehabilitation for the Visually Impaired
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205678051840
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- NII Article ID
- 130007008109
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed