コミュニケーション・ツールとしてのバランスト・スコアカードの可能性に関する一考察
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- 八島 雄士
- 九州共立大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Perspectives of Balanced Scorecard as a Communication Tool
- from the case study of Park Management
- 都市公園のパークマネジメントを事例に
説明
これまで,バランスト・スコアカードは,主に,企業や非営利組織におけるビジョンを実現するための戦略をマネジメントすることに使われてきた。しかしながら,わが国では国や地方自治体の財政再建が課題となっているなかで,行政に頼らない方法で社会的な問題を解決する方法が見られるようになってきている。本研究では,バランスト・スコアカードの適用領域として,社会的な問題を解決するための社会的ネットワークに着目する。都市公園のパークマネジメントを事例として検討し,3つの適用条件として,ソーシャル・キャピタルの醸成,経営管理サイクルのシステム化,EQの概念を中心とした人材開発を指摘している。社会的な問題は総合的な特性をもっているため,組織間関係をもとにする範囲の経済性よりも,ネットワークをもとにする連結の経済性を原則として問題解決を図ることが適切である。
収録刊行物
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- 日本経営診断学会全国大会予稿集
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日本経営診断学会全国大会予稿集 2009 (0), 4-7, 2009
日本経営診断学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205678961920
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- NII論文ID
- 130005037857
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可