過塩素酸イオンに対して呈色活性を示すカプセル分子の合成と構造

書誌事項

タイトル別名
  • Molecular capsule that changes the color responding to perchlorate ion

説明

過塩素酸イオンは最も陽イオンとの相互作用が小さい陰イオンとして知られている。そのため、水溶液中の過塩素酸イオンの検出は非常に困難で、過塩素酸イオンに反応して呈色する検出試薬は未だ開発されていない。本研究では、過塩素酸イオンの存在に対して選択的にカプセル分子を形成する二核銅錯体の合成と構造決定を行った。ヒドロキシル基を有するビスイミダゾール型の架橋配位子と硫酸銅などの銅イオンを種々の陰イオンを含む水溶液に添加した場合、過塩素酸イオンが存在する場合にのみ、この陰イオンを捕捉したカプセル分子を形成し、水溶液が青色から紫色に変化することを見いだした。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205679812480
  • NII論文ID
    130004597318
  • DOI
    10.14916/hgsupra.2011.0.40.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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