サイクレンーカルシウム錯体によるキラリティー認識およびキラリティー変換

  • 伊藤 宏
    大阪市立大学大学院理学研究科 JST, CREST
  • 篠田 哲史
    大阪市立大学大学院理学研究科 JST, CREST
  • 築部 浩
    大阪市立大学大学院理学研究科 JST, CREST

書誌事項

タイトル別名
  • Chirality recognition and chirality conversion by Ca(II)-cyclen complexes

説明

1つのトリアゾール–クマリン誘導体と3つのN-ヘテロ環を側鎖に有する、2種類のCa(II)–サイクレン錯体を合成した。これらの錯体は、L-アミノ酸やΔ-TRISPHATなど、不斉源となる種々の外部基質と相互作用し、サイクレンアーム部位に一方向巻きに偏ったねじれ構造を誘起した。さらに、この構造変化は連続的にトリアゾール–クマリン部位の軸不斉を誘起する事が明らかとなり、これらのサイクレン錯体がキラリティー変換素子として働く事が示された。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205679884672
  • NII論文ID
    130004597293
  • DOI
    10.14916/hgsupra.2011.0.18.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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