関西の大学生家庭の家庭料理における香辛料の使用

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タイトル別名
  • The use of spices for home cooking of students' family in Kansai area

抄録

<br>【目的】近年食生活の多様化に伴い、市場では多種類の香辛料が見られるようになり,家庭でもその使用量が増えている。昨年の本大会において、大学生家庭の家庭料理における香辛料の使用状況を調査し、香辛料の使用頻度や料理での使用数は年齢や居住地域などによって違いが見られることを報告した1)。そこで、関西地域の大学生家庭の家庭料理における香辛料の使用についての詳細を明らかにするため、検討を行った。<br>【方法】2002年11月_から_12月、関西地域(奈良・大阪・兵庫・京都)の大学および短期大学5校の家政系の学部学科に所属する学生368名に対し、各家庭における調理担当者に、アンケート調査を実施した。調査項目は、調理担当者の属性、28種類の香辛料の使用度、料理に使用する香辛料の種類などであった。<br>【結果】家庭料理によく使用される香辛料は、ショウガ、コショウ、ゴマ、ワサビ、タマネギ、カラシ、七味唐辛子、ニンニク、トウガラシなどで、辛味作用をもつものが多かった。香辛料をよく使用する料理は、さしみ、冷奴、肉野菜炒め、うどん、カレーライス、きんぴら、ハンバーグ、おでん、シチュー、そうめんなどであった。香辛料は、生・焼く・揚げるなどの調理操作、和風・洋風の料理様式、肉・魚などの使用素材のちがいなど、料理の特徴に合わせて使い分けられていた。1)日本調理科学会 平成16年度大会 研究発表要旨集p.8

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205688773248
  • NII論文ID
    130007009524
  • DOI
    10.11402/ajscs.17.0.49.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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