『四季の支那料理』について

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タイトル別名
  • Studies of “Four Seasons Chinese Cooking”

抄録

山田政平著『四季の支那料理』を用いて、料理名の構造分析を行うとともに、料理書の内容と時代的背景について考察を行った。その結果、料理名は85例で調理法別に書かれており、平均文字数は3.74であった。食品名の出現率は48.0%で肉類はそのうち33.3%、魚介類は25.9%であった。調理法は30.2%で、「炒」、「炸」、「湯」、「凉拌」、「溜」などが、形状は11.1%で「絲」、「片」、「丸」など、その他の用語は8.9%で「白」「餅」、「浄」などがあった。数は1.8%と少なく、「三」、「八」、「十」の3文字であった。料理名中で第1コードに出現する要素は調理法が56.5%と1番多かった。料理書には材料や調理上の注意、支那料理の用語についても記載がされていたことより、当時の支那料理に関する知識の普及過程が伺えた。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205688990592
  • NII論文ID
    130007009850
  • DOI
    10.11402/ajscs.14.0.3.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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