A long-term ecological study of Cymbidium goeringii in a suburban deciduous forest

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  • 都市近郊の雑木林におけるシュンラン群落の長期調査

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1990年から2004年の15年間、横浜市郊外の大学キャンパス内にある雑木林に置いて、シュンラン群落の長期的な生態調査を行った。コナラーイヌシデ林に10平方メートルの方形区を6つ設置し、毎年3月下旬から4月上旬に各方形区を精査し、個体数の変化、開花数、成長率などを記録した。その結果、10平方メートル当たりの平均個体数は、21.6から34.2まで変動したが、この間、群落の動態にもっとも大きく影響したのは盗掘であった。盗掘の影響を除くと、この群落では新規加入個体は少ないが、定着している個体の生存率が高いため、安定した個体数密度を維持していると考えられた。また、個体の成長速度は緩やかで、成長の良かった上位10_%_の個体においてもシュートの年間増加率は、平均0.99であった。講演ではこれ以外に開花率などのデータも提供し、シュンラン群落の動態の一端を明らかにしたい。

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  • CRID
    1390001205689308160
  • NII Article ID
    130007010175
  • DOI
    10.14848/esj.esj52.0.318.0
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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