Host activity as a cue for sex ratio control by parasitic wasps

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  • 寄主の活性による寄生蜂の性比調節

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寄生蜂の性決定様式は半数倍数性であり、雌は雄との交尾によって受け取った精子を腹部にある貯精嚢にためておくことができる。そのため、寄生蜂の雌は産卵時に貯精嚢にためてある精子を卵に受精させるかどうかで性比を調節することができる。また、寄主の体重とその寄主から出てきた寄生蜂の体重との間には正の相関が見られる。寄生蜂は体重を重くすることで繁殖成功度を高くすることができ、さらに雄に比べて雌の方が体重を重くすることで得られる繁殖成功度は高くなる。したがって、寄生蜂がより体重の重い寄主に雌を産卵するよう性比を調節できることには大きな意義がある。実際に、寄主の体重は寄生蜂の性比調節に影響を与える要因として広く知られている。<br>マメゾウムシに外部寄生するDinarmus basalisにおいても、寄主の体重に伴った性比調節が確認されている。外部寄生している場合、寄生蜂が寄主の体重を直接感知して性比を調節することが困難であると考えられる。そこで、この寄生蜂が豆の外部から中にいる寄主の体重を推定できるような情報が必要になってくる。演者は前回大会で、寄生蜂が寄主の体重を推定する情報として寄主の活性(寄主が豆を摂食するときに生じる音の頻度)を提案した。本大会では、実際に寄生蜂の性比を測定し、寄生蜂の性比調節において寄主の活性が体重を推定するための情報として有効であるかを検討する。

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1390001205689779328
  • NII Article ID
    130007010856
  • DOI
    10.14848/esj.esj52.0.613.0
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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