岡山県における魚介類の摂食状況

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タイトル別名
  • The intake of fish/shellfish dishes in Okayama prefecture

抄録

目的 岡山県における魚介類の摂食状況を調べる目的で本研究を行った。<br>方法 岡山県内に在住の221名(18~29歳35名、30~49歳106名、50歳~79歳68名;保健所による地域分類:岡山市75名、倉敷市38名、東備42名、岡山11名、倉敷28名、井笠14名、高梁・津山・真庭13名)を対象に、2003年9月~2004年1月にアンケート調査を行った。<br>結果 魚料理の摂取頻度が高いものは次の通りであった。魚種別で300以上の回答数があった魚はイカ>エビ>サケ>サバ>アジ>サワラ>イワシであった。調理法別で100以上の回答数があった魚は、生物ではカツオ>イカ>ナマコ、煮物ではイカ>メバル>サバ>イイダコ>カレイ>イワシ>シタビラメで、揚物ではアジ>エビ、焼き物ではサケ>サンマ>ブリ>サワラ>アジ>サバ>シシャモ>ウナギ>アユ>イワシ、汁物ではアサリ>シジミ、漬け物はカズノコ、飯物ではアナゴ、茹で物ではシャコ>タコであった。岡山の魚としてよく食されるサワラは焼き物44%>生物21%>煮物17%で、ママカリ(サッパ)は焼き物48%>漬け物21%>飯物14%>生物10%(主として素焼きの三杯酢漬けとして食されている)、アミは煮物64%(アミ大根として83%)>漬け物20%(塩漬けとして83%)、モガイ(サルボウガイ)は煮物39%>飯物36%(寿司として92%)>茹で物12%(ぬたとして91%)、ゲタ(シタビラメ)は煮物57%>焼き物29%(ムニエルとして84%)>揚物(から揚げとして80%)、シャコは茹で物85%>飯物9%、ベカ(ベイカ)は煮物61%>茹で物25%(酢みそ和えとして79%)として主に食されていた。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205690497280
  • NII論文ID
    130007012111
  • DOI
    10.11402/ajscs.16.0.158.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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