サンゴ礁と「ゆりむん(寄り物)」の思想
書誌事項
- タイトル別名
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- Coral reef and idea of <I>yuri-mun(drift)</I>
抄録
「ゆりむん」という考え方は、日本の各地、とりわけ奄美・沖縄地方において「人間と自然の関係性」を考える場合の根底をなすものと演者は考えている。この考えをサンゴ礁地域で具体的に示したものが下図である。発表ではいくつかの事例を挙げて説明したい。例えば、与論島の地名「百合が浜」は「寄りが浜」であり、産屋やクリ船に使われる流木に関するタブー、女性と海中からの三ツ石が結びついた久高島の祭祀などを取り上げる。これらの事例から見えてくるのは、自然に対する人間側からの女性、「ゆりむん」の男性的性格が浮かび上がる。この考え方の延長上には、人間、そしてサンゴ礁そのものが、自然の象徴的世界であるニライカナイからの「ゆりむん」であろうという考え方を指摘する。 文献 堀 信行(1992) 土のイメージ・石のイメージ:方名・物語にみる自然とひととの交流。サンゴ礁地域研究グループ編『熱い心の島:サンゴ礁の風土誌』古今書院、pp.31-47.
収録刊行物
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- 日本地理学会発表要旨集
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日本地理学会発表要旨集 2009f (0), 203-203, 2009
公益社団法人 日本地理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205692222592
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- NII論文ID
- 130007014594
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可