近代日本におけるフロンティア景観と近代的表象—下総御料牧場を中心に—

書誌事項

タイトル別名
  • Landscape and Images of Frontier in Modern Japan: A Case Study on Imperial Ranch in Shimousa
公開日
2002
DOI
  • 10.14866/ajg.2002a.0.36.0
公開者
公益社団法人 日本地理学会

この論文をさがす

説明

日本の初期近代化は、欧米の技術や知識を日本の風土へ適用する形で進行したが、日本と欧米の風土の差異や技術の未熟さ、資金の限界、市場の未発達などの要因から挫折することも多かった。しかし北海道や内地のフロンティアにおいては、欧米式農業や牧畜が意欲的に採用され、旧来の農村景観とは異なる近代的景観が出現した。本報告では千葉県に開設された御料牧場を事例に、その景観や経営の近代性とあわせて、鉄道の発達や行楽圏の拡大とともに御料牧場が新たな桜の名所·行楽地として位置づけられてゆく過程に注目した。さらに近代的牧場景観に対する同時代の人々の眼差しを、三里塚にて後半生を送った文人の作品から検討した。御料牧場の非日本的·牧歌的景観は、人々の新たな風景に対する認識を生みだしたと考えられる。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205693293184
  • NII論文ID
    10009971359
  • NII書誌ID
    AA1115859X
  • DOI
    10.14866/ajg.2002a.0.36.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ