Effect of Tomato on Hypertension in Spontaneously Hypertensive Rats

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  • トマトの血圧抑制効果について

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【目的】現代人の問題点の1つとして、食生活の欧米化やストレスなどの生活習慣によって、高血圧罹患者は上昇傾向にある。血圧の上昇は心疾患や脳血管疾患につながる。我々はトマトの食品機能性について研究を進め、すでに血小板凝集阻害効果など血液レオロジーに効果があることを認めている。今回は、SHR-SPラットを用いて血圧上昇抑制効果について検討した。また、トマトの品種の違いによる効果も検討した。 【方法】飼料は、加熱用高リコピントマト「にたきこま」および一般的市場に出回っている生食用桃太郎ヨークを凍結乾燥し、それぞれ2%含有となるように調製し、自由摂食とした。処理群は、コントロール群、にたきこま群および桃太郎群にそれぞれ2週間群および4週間群を設け、実験飼料による差を実験期間ごとに検討した。血圧は4週まで毎週測定した。血小板凝集および血中コレステロール濃度においては、各実験期間終了後、腹部大静脈から採血し測定した。 【結果・考察】最高血圧は、コントロール群のラットと比較し、にたきこまおよび桃太郎を給与した両群において血圧上昇抑制傾向があり、にたきこま給与群においてはコントロール群に対し有意差が認められた。血小板凝集・血中コレステロール濃度は、にたきこま給与群において抑制効果を示す傾向がみられたが、桃太郎給与群に抑制効果はみられなかった。全体的に、生食用桃太郎ヨークよりも加熱用トマトであるにたきこまの方が心疾患や脳血管疾患の原因となる血圧上昇抑制作用、血小板凝集抑制効果および血中コレステロールの上昇抑制作用が強いことが示唆された。

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1390001205694254464
  • NII Article ID
    130007017361
  • DOI
    10.11402/ajscs.22.0.58.0
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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