海底活断層からみた日本列島周辺のプレート境界型地震

書誌事項

タイトル別名
  • Submarine active faults along plate boundaries around Japan and earthquakes

説明

日本列島は複数のプレートが接する地球上でも希な多重プレート境界に位置しいる。日本海溝、伊豆-小笠原海溝、相模トラフ、敦賀トラフ-南海トラフはこれらのプレート境界にあたり、歴史時代にもこれらの海域では大津波を伴う巨大地震が発生してきた。これまで,プレート境界型地震の予測については,プレート境界断層面にアスペリティを設定し,それらが連動するか否かの議論に多くの地震学者の関心は集中し、2011年東北地方太平洋沖地震を受けて,中央防災会議によって南海トラフ沿のM9クラスの巨大地震と津波の想定がなされているが、活断層は全く考慮されていない。プレート境界沿いの深海底では、大地震の震源断層に密接に関連すると考えられる明瞭な活断層・変動地形が発達している。演者らは、主として海上保安庁海洋情報部の詳細測深データをもとに,DEM画像処理ソフト(Simple DEM Viewer)を利用してアナグリフ画像を作成し,陸域と同じ判読基準で活断層認定を行い,詳細な海底活断層図を作成し、地震との関連について検討した.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205695595904
  • NII論文ID
    130005490055
  • DOI
    10.14866/ajg.2015s.0_100347
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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