茶葉中抗アレルギー成分,がん転移抑制成分の探索・評価および利用技術(ビタミン・バイオファクターの新展開 : 健康と食)

書誌事項

タイトル別名
  • Screening for Anti-Allergic and Anti-Cancer Metastatic Components in Tea Leaves Using Animal Cultured Cells and Effective Utilization
  • 茶葉中抗アレルギー成分,がん転移抑制成分の探索・評価および利用技術
  • チャバ チュウ コウアレルギー セイブン ガン テンイ ヨクセイ セイブン ノ タンサク ヒョウカ オヨビ リヨウ ギジュツ

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説明

茶(Camellia sinensis L. )はツバキ科の植物で, 製法的な違いから, 不発酵茶(緑茶;蒸したり炒ったりして酸化酵素を失活させてから揉む茶), 発酵茶(紅茶;熱をかけずに十分酸化させた茶, ウーロン茶や包種茶;少し酸化萎凋(しおれさせること)させてから熱をかけて酸化を止める半発酵茶, 黒茶や阿波番茶;熱処理した茶葉を微生物で発酵させた後発酵茶に分けられる. 茶葉には, カテキン類(渋み), カフェイン(苦み), 各種ビタミン(C, B, A, E), テアニン, グルタミン酸等のアミノ酸(旨み), フラボノイド, 微量金属類, 食物繊維, サポニンなどが含有されている. その中でも, 数多くの生理機能性が報告されているのがポリフェノール類のカテキンである. 緑茶に含まれているカテキン類は10〜25%で, その主要なものは, カテキン類の約半量を占めるエピガロカテキンガレート(EGCG), その他エピガロカテキン(EGC), エピカテキンガレート(ECG), エピカテキン(EC)である.

収録刊行物

  • ビタミン

    ビタミン 78 (12), 609-619, 2004

    公益社団法人 日本ビタミン学会

参考文献 (24)*注記

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