Revegetation of the coastal dune

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  • 海岸砂丘地の緑化

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海岸砂丘地のチガヤ群落内に実生からクロマツを生育させ、防災機能の高いクロマツ林を造成するため、山形県の庄内砂丘地と佐賀県の虹の松原砂丘地で、チガヤの生育と土壌硬度および土壌pHとの関係について調査を行った。その結果、チガヤの草丈、成立本数および乾物重量は、土壌硬度の低下に伴って増大傾向を示した。これは、土壌硬度の低下に伴って、根系の発達が促進されるのと、土壌硬度の低下と並行して土壌pHも低下するため、よりチガヤの生育に適した環境条件が整備されるためであると考えられた。これらのことから、チガヤの生育地では、他の植生と混生する侵入初期は、土壌pHと土壌硬度が高く、単純群落に近づくにつれて、それらは次第に低下傾向を示し、草丈、成立本数および乾物重量は増大するものと結論づけられた。

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  • CRID
    1390001205702824832
  • NII Article ID
    130007019489
  • DOI
    10.11519/jfs.115.0.p4076.0
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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