シラカンバの根系におよぼす用土の影響

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タイトル別名
  • Influence of soil for on root morphogenesis of Betula platyphylla var.japonica

抄録

根系の形態形成は,土壌の環境要因を背景に進行し,同一樹種の根系であっても土壌環境に応じて多様な生長と形態を呈する。この現象における根系の発達初期における形態形成の様式を明らかにすることを目的に次の手順で調査をおこなった。組織培養によりクローン増殖したシラカンバ(Betula platyphylla var.japonica)を異なる用土(寒天,ピートモス,鹿沼土,バーミキュライト)で育成し,根系の生長量(根長,面積,体積,乾物重)と形態(フラクタル次元,根長/乾物重)をコンピュータ画像解析等により定量化をおこない,この測定値を主成分分析することで形態形成の様式を検討した。この結果,シラカンバ根系の形態形成は,生長量の増加と形態の形成が独立して進行する様式であることが分かった。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205702918144
  • NII論文ID
    130007019567
  • DOI
    10.11519/jfs.114.0.117.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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