林業におけるOJT指導員の養成-熊本県を事例に-

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書誌事項

タイトル別名
  • OJT Instructor Training in Forestry: A Case Study of Kumamoto Prefecture

説明

2003年度から始まった国の「緑の雇用」事業ではOJT(On the Job Training)指導員の養成は十分にはカバーされていない。熊本県では2006年度から県単独事業として講師養成研修というOJT指導員向けの講習(山林現場での新人指導方法やコミュニケーション術等)を行っている。本研修は県が熊本県林業従事者育成基金に委託し、県内の林業事業体から指導者クラスの山林現場従業員が年10人程度参加している。受講者の年齢は30~40代を中心としつつ60代まで幅広く、キャリアも数年から30年と幅広い。指導方法研修を担当するのはウッズマン・ワークショップ代表の水野雅夫氏で、林業において現場指導者の育成をテーマとする日本では数少ないプロの講師である。本研究では本研修が参加者の安全面、技術面、組織運営面にもたらした影響を明らかにする。そのため、過去の参加者91名を対象に2015年9~10月にアンケート調査を実施した(回収率50%)。2015年8月に2015年度受講者11名を対象としたアンケート調査(回収率100%)と過去受講者4名を対象とした聞き取り調査を行った。 <参考文献>興梠克久編著『「緑の雇用」のすべて』日本林業調査会。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205706039936
  • NII論文ID
    130005166714
  • DOI
    10.11519/jfsc.127.0_23
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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