マツ枯れ被害木中におけるマツノマダラカミキリ共生細菌相の解析
書誌事項
- タイトル別名
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- Analysis of symbiotic bacterial flora of the pine sawyer beetle, <I>Monochamus alternatus</I>, in pine wilt-killed trees
抄録
マツ材線虫病は宿主であるマツ、病原体のマツノザイセンチュウ、媒介者マツノマダラカミキリや糸状菌など、様々な生物の複雑な相互関係の上に成り立つ伝染性森林病害である。発表者らのこれまでの研究により、マツノザイセンチュウの体表にSerratia属細菌の特異的な随伴が認められた。この細菌は本病の発病可否に対しては明確な影響を示さなかったが、検出頻度の高さから本病に何らかの関与が予想される。本研究では媒介昆虫の蛹室・坑道の細菌相を、T-RFLP法、クローンライブラリ法と培養法を用いて解析し、上記Serratia属細菌との関連を調査した。 一方、マツを宿主とするキクイムシDendroctonus valensでは、高C/N比のマツ材を食餌源として利用するために腸内細菌による窒素固定が補助的な機能を果たしている。マツノマダラカミキリの腸内細菌相は未報告であることから、野外より採取した虫体の腸内細菌相を調査し、その役割を検証した。上記2種類の媒介者関連細菌相、すなわち坑道・蛹室及び腸内の細菌相を、先に調査したマツノザイセンチュウの体表随伴細菌相と比較することで、本病と細菌との関わりについて考察した。
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 124 (0), 537-, 2013
日本森林学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205706338304
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- NII論文ID
- 130005048682
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可