種子生産から見たヤブツバキ実の年変動とその特性

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タイトル別名
  • The annual fluctuation of the yabutsubaki(Camellia japonica) fruit and the characteristic looked from seed production

抄録

【目的】長崎県の五島列島では、ヤブツバキの種子を採取し、ツバキ油の生産がなされている。そのヤブツバキの実は豊凶の差が大きいが、なぜそのようなことが起こるのか実態は判っていない。そこで、旧新魚目町地区におけるヤブツバキ実の年変動とその特性の解明を行った。【方法】新上五島町振興公社には、旧新魚目町地区で種子の買取を行ってきた年別地区別の38年間の実績が記録されており、その情報をもとに年変動とその特性の解明を行った。種子の買取量が結実量を直接示すものではないが、長期的な結実量の変動を明らかにするのに適した資料と判断した。【結果】ヤブツバキ実の年変動には、2つのパターンが見られ、隔年結果と豊作が隔年で続く豊作期があることが判った。また、地区により豊凶の変動係数が異なり、地域特性があることが判った。豊凶を指数化するため集荷量の階層別出現頻度を明らかにした。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205706363648
  • NII論文ID
    130005048704
  • DOI
    10.11519/jfsc.124.0.557.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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