ヤブツバキ油粕に含まれるサポニンを用いたキノコ類の菌糸伸長・子実体形成に及ぼす効果
書誌事項
- タイトル別名
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- Effects of saponins contained oil cakes of Camellia japonica on hyphal extension and fruit body formation of five edible fungi
抄録
長崎県五島列島はツバキ油の産地であり、その生産量は全国の約4割である。ツバキ油の原料は地元の自生ツバキ林から採集したツバキ種子である。ツバキ種子にはトリテルペン配糖体であるサポニンが多く含まれており、ツバキ油搾油後の油粕には高濃度のサポニンが残っている。平成24年7月には椿による五島列島活性化特区に指定され、今後、ツバキ油の増産を目標としており、油粕も増加していく。しかし、油粕の用途は肥料に限られており、新たな用途が求められている。ツバキのサポニンには魚毒性があるが、サポニン類は様々な機能性を有している。その中で、サポニンを添加した培地においてヒラタケの子実体形成が促進されたという報告がある。しかし、ツバキのサポニンについてはキノコ類への効果を検証した報告はない。そこで、ツバキ油粕のサポニンを用いて食用キノコ5種(エノキタケ・シイタケ・マイタケ・エリンギ・ヒラタケ)に対する菌糸伸長および子実体形成に及ぼす効果を検証した。その結果、サポニン添加区において、エリンギとヒラタケの菌糸伸長が促進された。また、エノキタケとエリンギでは、サポニン添加区での子実体形成が確認された。
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 124 (0), 556-, 2013
日本森林学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205706364928
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- NII論文ID
- 130005048703
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可