北海道南西部スギ人工林の成長予測
書誌事項
- タイトル別名
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- Growth prediction of <I>Cryptomeria japonica</I> stands in South western Hokkaido, Japan
説明
北海道のスギ人工林は,主に南西部の渡島,檜山地方に植栽され,植栽面積は管内人工林面積の約3割を占めている。スギ人工林はトドマツやカラマツと供に資源の充実期を迎え,利用の拡大や施業の効率化が求められている。そのためには,長期的な収穫予測が必要であるが,北海道ではデータが不足していたため,他府県の研究成果を参考にして予測を行っていた。本研究は,北海道のスギ人工林の長期的な収穫予測に供するため,多点データを元にスギ人工林の成長特性を明らかにすることを目的とする。 対象としたのは,北海道渡島総合振興局および檜山振興局管内のスギ人工林439点(実施主体:北海道水産林務部)である。データ全体の平均林齢39年生(5~86年生),平均直径22.8cm(±8.09cm),平均樹高15m(±5.51m),平均上層高(ヘクタールあたり上位100本の平均値)18m(±5.87m)である。 林分成長量の指標の一つとなる上層高の林齢による成長曲線について,Richards式に対する非線形回帰を行った。報告されている他府県のスギ樹高の成長曲線と比較しても,植栽北限地域での樹高成長が低くなる傾向はなかった。
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 124 (0), 727-, 2013
一般社団法人日本森林学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205707003776
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- NII論文ID
- 130005048893
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可