地形判読を行いやすくする立体図(CS立体図)の作製-地形規模に応じた色調の調整-
書誌事項
- タイトル別名
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- Making 3D Map with excellent Terrain interpretation (CS 3D Map)
説明
広大な範囲の森林において効率的に崩壊危険地の抽出を行うためには、現地調査の前に地形図から地形判読を行うことが有効な方法であるが、地形判読の初心者にとっては非常に難しい作業といえる。そこで、地形判読を容易にするためにCS立体図を開発した。CS立体図とは、GISを用いて、数値標高モデル(DEM)から、傾斜、曲率の計算を行い、それぞれに異なる色調で彩色し、重ねて透過処理することで地形を立体表現した図法である。曲率計算の際に、DEMの平滑化処理を行うとノイズや微小な地形変化を排除して、特定の規模の地形変化を強調することができる。このため、平滑化の方法違いによるCS立体図の地形判読性について検討した。なお、筆者らはArcGIS上でCS立体図を自動作製するツール(CSMapMaker)を開発しており、ファイル設定の変更により目的の地形規模に応じた色調の調整が可能である。本発表は、平成26~28年度農林水産業・食品産業科学技術研究推進事業「安全な路網計画のための崩壊危険地ピンポイント抽出技術」の成果を使用した。
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 127 (0), 461-, 2016
一般社団法人日本森林学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205707138560
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- NII論文ID
- 130005167171
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可