日光国立公園奥日光地域における利用者の行動と意識に関する考察

書誌事項

タイトル別名
  • A Study on visitors's behaviors and attitudes in Okunikko, Nikko National Park

説明

日光国立公園奥日光地域は、山岳や湖沼等の優れた観光資源を有することから古くから観光地として発展し、多くの利用者が訪れてきた。しかし、近年においては、中長期的な宿泊客の減少や地域内消費の減少などが課題となっている。そこで、本研究では、奥日光地域における利用者の滞在時間や飲食物販施設の利用有無に影響を与える要素を明らかにすることを目的とし、公園利用者に対して奥日光地域での行動と意識について自己記入方式によるアンケート調査を実施した。その結果、居住地や性年代のほか、来訪回数、同行者などが、滞在時間や飲食物販施設利用に影響を与えていることが示された。飲食施設利用は年代が上がるにつれて利用率が低下する一方、宿泊・物販施設利用は年代による有意差はみられないこと、飲食物販施設は5回目以上のハードリピーターになると利用率が低下するが、宿泊施設はハードリピーターに加え初来訪者の利用率も低いことなどが明らかとなった。なお、本研究は、環境省環境研究総合推進費「持続的地域社会構築の核としての自然保護地域の評価・計画・管理・合意形成手法の開発」の一環として実施した。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205707446016
  • NII論文ID
    130005166536
  • DOI
    10.11519/jfsc.127.0_784
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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