原木市場における檜皮剥皮木の評価(III)−ヒノキ林所有者の動向−

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タイトル別名
  • The Estimation for Barked Cypress Timber in the Timber Market (III) -The Attitude of Forest owners-

抄録

<p> 前報(第124回森林学会口頭発表)において,檜皮採取木(剥皮木)が伐採され原木市場に出荷された際の評価について報告したが,採取木の出荷がみられた市1回分のデータのみの分析であったため,はっきりした傾向が認められなかった。今回採取木が出荷された複数の市日における価格データを用いて,檜皮採取木と非採取木との価格差について分析を行った。前回と同じく,京都府丹波地方の古くからの檜皮生産地に立地する原木市場のデータを用いた。檜皮採取木は樹齢80年生以上の大径木であるため元玉は直径30cmを超える丸太が多いが,直径が40cmを超えると希少材として値段が跳ね上がる傾向がある。市場価格への檜皮採取の影響をより明らかにするために,本報告では元玉,一本椪,直径40cm未満の丸太の価格データを使用した。また,檜皮採取を実施したことのあるヒノキ林所有者への聞き取り調査を行い,檜皮採取に対する認識や要望,採取林の今後の取り扱いなど所有者の動向について検討を行った。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205709089024
  • NII論文ID
    130007020928
  • DOI
    10.11519/jfsc.128.0_19
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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