福岡県における15年間のシカ生息密度分布の動態
書誌事項
- タイトル別名
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- Dynamic analysis of sika deer population density distribution for 15 years in Fukuoka Prefecture
抄録
<p>シカによる森林被害が、近年、深刻化している。シカの生息密度分布を把握することは、シカの生息管理や被害対策を行う上で重要である。しかし、シカの生息密度の動態分析などの研究事例は少ない。福岡県では、1999年から2004年、2009年、2014年と、5年ごとにシカの生息密度調査が実施されてきた。この密度調査結果を用いて、福岡県のシカ生息域における生息密度分布の動態を解析した。その結果、英彦山周辺部や犬鳴山周辺部では、高密度分布域が拡大し、英彦山周辺部では30頭/km2以上の高密度分布域が年により変化していることが明らかになった。また、1999年から2004年、2004年から2009年、2009年から2014年のシカ生息密度の増減率を算出し、その増加域と減少域の動態を比較した。その結果、英彦山周辺部の大分県との県境部など稜線部では減少域が増加していたが、山麓部では増加域が拡大していた。森林等の被害軽減のためには、このような高密度分布域の変化、低標高域でのシカ密度の増加に留意しながら、捕獲を進める必要があると思われる。</p>
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 128 (0), 590-, 2017
日本森林学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205709902336
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- NII論文ID
- 130007021412
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可