地上型3次元レーザースキャナ計測の作業分析
書誌事項
- タイトル別名
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- Operation analysis of 3D terrestrial laser scanner measurement of forest
説明
地上型3次元レーザースキャナ(TLS)は,従来型の毎木調査に比べて精密な立木・地形の形状計測を短時間で行うことが可能である。FARO社のFocus3D120を用いて,面的調査(広島県廿日市市吉和)と標準地調査(三次市作木町)の一連の作業について,①スキャン作業(設置,スキャン,RGB撮影),②付帯作業(ターゲット設置,刈払い,徒歩移動),③休憩等(昼食,休憩,天候待機),④作業準備等(出発準備,撤収,打合せ),⑤車移動の5区分に分けて時間計測を行った。また,従来型の毎木調査(北広島町甲繋他4箇所)と調査内容や作業量等の比較を行った。面的調査では25~37スキャン/日(合計約4時間~4時間30分)を行ったのに対し,標準地調査では8~15スキャン/日(合計約1時間20分~2時間40分)で,②付帯作業の割合が相対的に高く,④作業準備等及び⑤車移動により多くの時間を要したが,調査対象面積当たりの作業量は標準地調査の方が低いため,調査目的に応じてこれらを使い分けることが効率的であると考えられる。従来型毎木調査との比較では,TLSの方が得られるデータの種類及び1人日当たりの調査木本数が多い結果となった。
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 126 (0), 144-, 2015
一般社団法人日本森林学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205710138752
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- NII論文ID
- 130005490595
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可