衛星LiDARと衛星画像とを利用した北海道の森林バイオマス推計

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タイトル別名
  • Forest biomass estimation in Hokkaido using spaceborne LiDAR and optical imager

抄録

【目的】衛星リモートセンシング技術を利用して広域の森林バイオマス分布を効率的に計測する手法の開発を目的とし、衛星搭載のLiDARおよび光学センサのデータを解析した。【方法】対象地域は北海道の森林とした。まず、衛星LiDARであるICESat/GLASデータを収集した。トゥルスデータ取得のため、106ヶ所のGLAS観測地点においてビッターリッヒ法により現地で地上バイオマスを計測した。このデータに基づき、GLASデータから地上バイオマスを推計する手法を検討した。次に、離散的な点の情報である衛星LiDARデータを面の情報に拡張するため、光学センサ画像から算出した植生指標とGLASから推計された地上バイオマスとの関係を検討した。光学センサとしてTERRA/ASTERなどの3種類のデータを比較した。【結果】GLASの波形データの特徴量として4つのパラメータを選定して地上バイオマス推計手法を開発した。そのRMS誤差は43.5Mg ha-1で、この手法により北海道の森林バイオマス分布特性を明らかにできた。さらに、光学センサ画像を利用した面的な森林バイオマス地図作成について、検討結果を報告予定である。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205710190336
  • NII論文ID
    130005474438
  • DOI
    10.11519/jfsc.125.0_46
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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