小型ホイール式ハーベスタ・フォワーダによるCTLシステムと従来型システムの間伐生産性
書誌事項
- タイトル別名
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- Thinning productivities of the ordinary systems and the CTL system with a small wheel-mounted harvester and forwarder
説明
【目的】本研究では、先進的な欧州製小型ホイール式ハーベスタ・フォワーダによるCTL(Cut To Length:短幹集材)システムを確立するために、約20度の傾斜地において先進的システムと従来的システムによる間伐作業を実施した。【方法】林内車両系として上述の先進的CTLシステムとクローラ式建設機械による従来的CTLシステム、および架線系としてチェーンソー・スイングヤーダまたはウィンチ付きグラップルによる従来的全木集材システムの4システムを選定した。なお、従来的架線系システムには、路上でのプロセッサ造材と土場までのフォワーダ運材が加わる。それぞれの作業システムにおいて、上り、下りの列状間伐を実施し、作業内容を時間分析して労働生産性を求めた。【結果】林内車両系において、先進的CTLシステムの生産性は、従来的CTLシステムよりも高く、下りにおいてはより顕著であった。また、従来的架線系システムと比較しても生産性は高かった。以上から,先進的CTLシステムは、わが国の傾斜地に適用しても高い生産性が期待できることが明らかとなった。
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 125 (0), 433-, 2014
一般社団法人日本森林学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205710272640
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- NII論文ID
- 130005474398
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可