1年生毛苗の植替によるコンテナ苗の得苗率と経費

DOI
  • 藤井 栄
    徳島県立農林水産総合技術支援センター

書誌事項

タイトル別名
  • Crop rate and cost of a container seedling by transplantation of first seedlings

抄録

コンテナ苗の出荷に至るまでの工程は各地域において試行錯誤されている状況であるが、新しい培土を使用するため消毒・除草回数が少なく、広い苗畑や転作、トラクター等の重機を必要としないといった従来苗木より経費がかからない作業がある一方、コンテナや棚、かん水装置の購入やコンテナからの苗木の抜き取り、梱包といった新たに必要な作業もある。また、生産経費に対する得苗率は生産コストに大きく左右するものである。そうした状況の中で、現状では生産本数が限定されているといったこともあり、従来苗に対して倍近い価格設定がなされており、これが普及の隘路となっている。<br> 本研究では生産現場レベルでの経費や得苗率を評価するために、徳島県名西郡石井町の本研究所内にコンテナ苗育苗棚を設置し、平成25年3月に苗畑へ播種後1年経過した毛苗11,160本を、279ケースのコンテナ(林野庁開発,JFA150,40穴)に植替え、平成25年秋及び平成26年春の出荷に至るまでの経費と得苗率について評価した。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205710827648
  • NII論文ID
    130005474543
  • DOI
    10.11519/jfsc.125.0_549
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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