御嶽講(教)に見る巫術の伝承

説明

科学技術の現在、民俗民間信仰の場に於いて古い信仰形態を色濃く残した儀礼や習俗が見られる。御嶽講の成立はさほど古くは無いものの、その巫術を行う宗教活動において、弾圧の対象となったこともある。明治に入ると神仏分離政策による弾圧の可能性あった。普寛、覚明、一心等によって確立した御嶽講の神仏混淆習合形態は、他の習合形態を取る修験道やその影響を受けた信仰形態と同じように、弾圧の対象になっていたが、御嶽講は国家神道の流れに乗り教派神道を表に据えて神社になり御嶽教になった。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205712367360
  • NII論文ID
    130005049858
  • DOI
    10.14890/jasca.2008.0.345.0
  • ISSN
    21897964
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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