流出モデルパラメータの不確定性を考慮した洪水リスクアセスメント

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タイトル別名
  • A flood risk assessment considering parameter uncertainty of hydrological runoff model

抄録

今日,様々な流出モデルが提案されているが,必ずしも流出現象を完全に捉えることができるとは言えない.このため,解析され出力された流量と真の流量とに差が生じ,想定外の流量により洪水などの被害が起こり得る.この差が生じる原因の一つが流出モデルパラメータの不確定性である.そこで本研究では流出モデルパラメータの不確定性を考慮した洪水リスクを考えた.つまり,流出モデルパラメータの値を確率密度関数として幅を持たせることで,真の流量を確率密度関数として幅をもった値とし,洪水リスク評価を行った.実流域として福島県,宮城県,山形県を流れる阿武隈川で検証を行った.使用した入力データは,2002年7月の阿武隈川流域での降雨を計画降雨に引き延ばして利用した.また,パラメータは透水係数が不確定な値であり,その他のパラメータは真値であると仮定し解析を行った. 本研究では流出モデルとして,分布型流出モデルHydro-BEAMを用いた.<br><br>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205712546432
  • NII論文ID
    130004628469
  • DOI
    10.11520/jshwr.25.0.64.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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