生体活性型アパタイトコーティングチタンの開発
書誌事項
- タイトル別名
-
- Development of bioactive apatite coated titanium
抄録
現在、インプラントと骨組織との適合性を向上させるために、ハイドロキシアパタイト(HA)薄膜をチタン表面にコーティングする方法がとられている。しかし、薄膜層をチタン界面に強固に結合させることが困難であった。そこで我々、チタン表面にHA層を強固に結合させる新たな方法に着目した。この方法を応用し、種々の骨形成促進物質をHA層に吸着させて、生体活性型アパタイトコーティングチタンの開発を試みた。 直径30 mmの純チタン円板を用い、NaOHで処理した後に600℃で加熱処理を行った。擬似体液中に2~3週間浸漬した。さらに、擬似体液に、BMP-2,pamidronate,basicFGFを加えた。標本を、走査型電子顕微鏡(SEM)で観察し、X線解析(EDX,XPS)を行った。 アルカリ加熱処理及び擬似体液浸漬後4日目よりチタン表面にHAの析出が認められた。また、HA表面に骨形成促進物質の吸着を示す窒素のピークが観察された。
収録刊行物
-
- 九州歯科学会総会抄録プログラム
-
九州歯科学会総会抄録プログラム kds65 (0), 9-9, 2005
九州歯科学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001205713286656
-
- NII論文ID
- 130007021999
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可