持続的および間歇的加圧刺激によるヒト歯根膜細胞のOsteoprotegerinの発現について
書誌事項
- タイトル別名
-
- The expression of osteoprotegerin in human periodontal ligament cells stimulated by continuous and intermittent forces
抄録
矯正的学歯の移動の圧迫側の骨吸収は破骨細胞により行われ、破骨細胞分化はOPGとRANKLにより調節されている。そこで、加圧刺激によるOPGとRANKLの発現を持続力と間歇力で比較するため、培養ヒト歯根膜細胞に加圧刺激(0、2.0、5.0g/cm2)を与えRT-PCR法により半定量的に調べた。ヒト歯根膜細胞の加圧刺激によるOPG発現量は、荷重の大きさと経過時間に依存して減少し、間歇力は持続力より高い値を示した。RANKL発現量は、間歇力が持続力より高い値を示した。以上の結果より、圧迫側の骨吸収にOPGが関与しており、間歇力は効率よく細胞機能を発揮させ、矯正治療でより効果的である可能性が示唆された。
収録刊行物
-
- 九州歯科学会総会抄録プログラム
-
九州歯科学会総会抄録プログラム kds65 (0), 8-8, 2005
九州歯科学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001205713288192
-
- NII論文ID
- 130007022000
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可