FBR燃料ピンバンドルの熱流動・彎曲連成解析法の研究

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タイトル別名
  • Study on Integrated Thermo-Hydraulic and Bowing Analysis Method for FBR Fuel Pin Bundle
  • Coupled COBRA-4i and ETOILE calculation system with 2-way sequential method
  • COBRA 4i-ETOILE双方向シーケンシャル連成解析システム

抄録

FBRの燃料ピンバンドルは、高増殖化とそれにともなう燃焼反応度損失低減化の観点から、燃料体積比の増大が計られる傾向にある。このため燃料ピン間ギャップの縮小化が計られており、このギャップ縮小化にともない、燃料ピン間接触の有無を燃料ピンバンドル彎曲解析により評価する重要性が増してきている。 従来、燃料ピンバンドル彎曲解析は、燃料ピンバンドルの彎曲がない状態で熱流力解析をして求めた燃料ピンバンドル温度分布を、燃料ピンバンドル彎曲解析の入力値として解析する、所謂、一方向シーケンシャル連成解析でおこなわれるのが一般的であった。しかし、ピン間ギャップ縮小化に伴い、燃料ピンバンドル彎曲が温度場に与える影響が増大して、熱流力挙動と彎曲挙動間の練成が増大するとの見解が、KNK-IIの運転経験を基にKFKから報告されている。本報では、この課題を解決する目的で、燃料ピンバンドルの熱流力解析コードCOBRA-4iと燃料ピンバンドルの彎曲解析コードETOILEを、双方向にデータを受け渡しして反復計算する、所謂、双方向シーケンシャル連成解析システムを開発したので、その概要と、反射体駆動制御方式の小型高速炉4S炉心への適用例を示す。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205718116736
  • NII論文ID
    130007027166
  • DOI
    10.11561/aesj.2006f.0.545.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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