ベントナイトブロックの気中における変状に関する実験的検討

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タイトル別名
  • Experimental study on deterioration of bentonite-block in the atmosphere

抄録

放射性廃棄物処分場の人工バリアを構成する緩衝材の施工法は、砂とベントナイトの混合材料を予め高密度に圧縮したベントナイトブロックを積み重ねる方法等が検討されている。施工中、ベントナイトブロックが処分坑道内の気中に曝された場合、気中の温度や湿度条件により吸水・膨張、若しくは乾燥・収縮し、ベントナイトブロックに体積変化やひび割れなどの変状が発生し、緩衝材の施工性に影響を与える可能性がある。本報では、これらの変状を実験的に確認するため、小型のベントナイトブロックを温度及び湿度が一定の養生室中に最大3ヵ月間保管し、その形状や含水比等の変化を測定した。その結果、ベントナイトブロックの含水比の経時変化から、気中条件(温度、湿度)によりベントナイトブロックが最終的に達する含水比は一定であることを確認した。さらに、この知見を踏まえてベントナイトブロックの気中での変状を抑制する施工管理手法を提案した。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205718748032
  • NII論文ID
    130004568204
  • DOI
    10.11561/aesj.2004f.0.592.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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