フミン物質共存下における堆積岩中のSe,Th移行挙動

書誌事項

タイトル別名
  • Influence of Humic Substances on Retardation of Se and Th in Sedimentary Rock

説明

本調査では,幌延の堆積岩を用いて,堆積岩中のSe,Th収着,移行に及ぼす有機物質(フミン物質)の影響を調査した結果を報告する。まず,フミン物質水溶液(模擬幌延地下水条件)の長期安定性,Se,Thの溶解性に及ぼすフミン物質共存影響について予備検討した。幌延堆積岩の地下水組成,有機物濃度および予備検討結果に基づき,堆積岩のSe,Th収着,拡散試験に供する試験液条件を決定した。ついで,堆積岩のSe,Th収着特性(フミン物質共存影響)を把握するとともに,透過拡散手法によりSeの堆積岩中移行に及ぼすフミン物質共存影響データを取得した。フミン物質100mg/dm3以下の条件では,Seの溶解性,堆積岩収着・拡散に及ぼす影響は小さいものと判断できた。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205720786432
  • NII論文ID
    130007030783
  • DOI
    10.11561/aesj.2008f.0.818.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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