鉄イオン注入下におけるアルミニウム黄銅伝熱管の侵食機構に関する研究
書誌事項
- タイトル別名
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- Feasibility Study for Erosion Corrosion Mechanism of Copper Alloy Tube under Injecting Condition of Ferrous Ion
説明
復水器等の伝熱管材料にアルミニウム黄銅を用いている発電プラントにおいて、冷却材である海水に2価の鉄イオンを注入し、伝熱管内面にオキシ水酸化鉄の被膜を形成する防食法が広く採用されており、エロージョン・コロージョンにより大きな浸食を受けた伝熱管においても、この防食法によりその後の浸食の進行を抑制できることが報告されている。(1)<BR> 一方、敦賀発電所2号機で使用したアルミニウム黄銅管の断面観察を行ったところ、大きく浸食した部位では、発電所の運転状況に応じて、オキシ水酸化鉄系の防食被膜が冷却材の乱流によって剥離し、浸食が多段に進行する可能性のあることが示唆された。また、防食被膜の化学成分分析の結果、従来より確認されているオキシ水酸化鉄層だけでなく、カルシウムが富化した層が観察された。<BR> これらの結果から推定した鉄イオン注入下におけるアルミニウム黄銅管の浸食機構について、防食被膜の性状等の観点から考察した。<BR><BR> (1) 原田 他、復水管の最近の問題点について
収録刊行物
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- 日本原子力学会 年会・大会予稿集
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日本原子力学会 年会・大会予稿集 2007s (0), 417-417, 2007
一般社団法人 日本原子力学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205721895040
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- NII論文ID
- 130007032359
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可