JENDL高エネルギー核データファイルの核破砕積分実験解析への適用性の検討

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タイトル別名
  • A study of applicability of JENDL high energy file to spallation integral experiment analyses

抄録

JENDL高エネルギー核データファイルからパイ中間子の生成まで考慮し、3GeVまで適用できるMCNP用ライブラリを作成し、核破砕実験解析に初めて適用した。解析では、PHITSコードにおいて、パイ中間子入射反応と輸送はBertiniモデル等の既存の計算手法を用い、核子について内臓のMCNPコードで、3GeV 以下の全エネルギーを網羅した計算ができるようにした。水銀、タングステン等の厚いターゲットに高エネルギー陽子ビームを入射した核破砕積分実験の解析を行い、その精度を検証した。核データファイルによる計算は、核種生成率分布の実験値と概ね一致すること、いくつかの核種生成では250MeV付近の不連続性により、核種生成率に十数%の影響を与えること等が明らかになった。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205722701184
  • NII論文ID
    130007033555
  • DOI
    10.11561/aesj.2008s.0.53.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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