液体金属鉛リチウム静止場における低放射化フェライト鋼の腐食特性に関する研究

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タイトル別名
  • Study on corrosion of reduced activation ferritic martensitic steel in static Pb-17Li

抄録

鉛リチウム合金(Pb-17Li)は、核融合炉の液体燃料増殖材として期待されている。しかし、構造材料との共存性が課題である。そこで、本研究では、候補構造材料である低放射化フェライト鋼とPb-17Liの共存性を明らかにするために、250時間から3000時間の静止場条件の腐食試験を実施した。実験の結果、腐食による試験片の重量減と鋼材表層におけるCrの溶出が生じていることが明らかになった。鋼材表層における合金元素の溶出・拡散挙動と腐食量との間のマスバランスについて拡散方程式を用いて評価した。さらに、長時間浸漬の場合に報告されている鋼材表層の酸化の可能性についても考察した。以上の研究により、Pb-17Li中の主たる元素の化学的挙動を明らかにした。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205724245248
  • NII論文ID
    130005051968
  • DOI
    10.11561/aesj.2012f.0.669.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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