新型溶融塩を用いた核融合ブランケットの特性評価

DOI
  • 松井 謙太郎
    東北大学大学院工学研究科量子エネルギー工学専攻
  • 遊佐 訓孝
    東北大学大学院工学研究科量子エネルギー工学専攻
  • 橋爪 秀利
    東北大学大学院工学研究科量子エネルギー工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • characterization of fusion blanket using novel molten salt

抄録

本研究においては、CsF-LiF-BeF2溶融塩を用いた新型液体ブランケットの核的性能評価を行う。Flibe(LiF-BeF2溶融塩)にフッ化物としてCsを添加することにより、従来のFlibeが有する、高融点、高粘性等の問題点が解決されると期待され、また現在高レベル放射性廃棄物の中でも特に問題となっている137Csの有効利用にも繋がると考えられる。本研究では、FlibeにCsFを混合させた場合の融点および液体密度を評価し、得られた値に基づいて当該溶融塩を用いた核融合ブランケットの核的特性を、モンテカルロ法による中性子輸送解析により評価する。核的特性に関しては核融合原型炉FFHRを模擬した体系を用い、137CsFモル比率がTBRおよび 漏洩中性子束に及ぼす影響を分析し、従来のFlibeに対する優位性を定量的に評価する。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205725812992
  • NII論文ID
    130007036992
  • DOI
    10.11561/aesj.2011s.0.773.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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