Zircon geochemistry of Mid-Miocene adakites in southern Patagonian province

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  • パタゴニア南部、中期中新世アダカイトに含まれるジルコンの地球化学

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ジルコンは風化・変質に強く、また、火成岩中に普遍に含まれていることから、マグマの履歴を記憶してることが多々ある。本講演ではスラブ溶融起源と考えられるアダカイトからジルコンを抽出し、その地球化学的特徴を明らかにした。測定したジルコンのいくつかは、U-Pb同時年代からリサイクルされたものであったが、アダカイト・マグマ起源のジルコンはREEパターンのおいて、右上がりで、明りょうな正のCe異常と非常に小さいEuの負の異常を示した。同ジルコンと共存したメルト組成を推定すると、明らかに全岩組成より高く、 高いGd/Yb比を示し、 この非平衡は、 先行した小規模のスラブ溶融で生じたメルトポケット中にジルコンが晶出し、 その後の大規模に起こったスラブ溶融で生じたメルトに先行してできたメルトポケットが取り込まれることで説明可能である。

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  • CRID
    1390001205730250880
  • NII Article ID
    130007039674
  • DOI
    10.14862/geochemproc.49.0.77.0
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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